金沢医科大学、米国リリー社と難治性胃がんの新規治療薬開発に関する共同研究契約を締結

 2016年4月27日、学校法人金沢医科大学(所在地:石川県河北郡。以下、金沢医科大学)は、イーライリリー・アンド・カンパニー(本社:米国インディアナポリス。以下、米国リリー社)と、難治性胃がんであるびまん性胃がんの新しい治療法に関する共同研究契約を締結いたしました。
この共同研究契約は、米国リリー社が、昨年9月に日本で初めて開催した創薬共同研究のマッチングイベント「イノベーション・デイ・ジャパン」の成果の一つです。

 2015年4月に米国リリー社の依頼を受け、中部先端医療開発円環コンソーシアムでも、「イノベーション・デイ・ジャパン」のための候補シーズの選定に協力しておりました。その結果、金沢医科大学 腫瘍内科学講座 安本和生先生の研究により確立された複数のびまん性胃がんの動物モデルから明らかにされたがんの発症進展機構を踏まえ、リリー社の臨床化合物の評価を行うこととなりました。
 なお、金沢医科大学は同コンソーシアムに2014年1月から加盟しています。

 中部先端医療開発円環コンソーシアムは、今後も、中部地方のアカデミア発のシーズの企業の製品開発とのマッチング支援活動の一環として「イノベーション・デイ・ジャパン」に協力してまいります。

詳細はこちら(http://www.kanazawa-med.ac.jp/koho/20160516_press%20release.pdf)又はこちら(https://www.lilly.co.jp/_Assets/pdf/pressrelease/2016/16-29_co.jp.pdf)をご覧下さい。